666 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/09/14(月) 02:03:49 ID:iPGcdN4d
米国の2006年版州別デブ(obese)率地図。
obese は overweight より強い「でっぷり肥えた」と言う表現で、obese 率最高の 29.5% になったミシシッピ州ではoverweight を含めた太りすぎ率にすると 67.3%
2008-09-20 はどうして日本でメタボ狂騒曲が繰り広げられたのか理解に苦しむ、冷静に世界の中の日本を知るデータについて(答えは厚労省さまの深謀遠慮以外に考えられませんがね)。あとは昨年に続き、食チューネタ繋がりで拾ったものをメモしておきます。
体格で一目瞭然、米国社会に健康「格差」
>国連の統計によると、長寿世界一の国は変わらず日本。米国は38位で、目の敵にしてきたキューバにさえ負けている。1人当たりの健康管理費用が、世界で最も高くかかっているにもかかわらずだ。
現在ダメリカでは医療保険改革で世論真っ二つの様相ですけれど、「シッコ」はむしろ本国ではあまり受け入れられていないということなのか?「地上の楽園」が隣にあったら困るでしょうに。
>米国では健康にも「格差」が存在する。低所得者層は富裕層に比べ、圧倒的に不健康だ。医療雑誌「The American Journal of Medicine」(6月号)に、米国人の健康状態は18年前より悪化しているという報告があった。例えば、肥満人口は28%から36%に増加した。同報告によれば、健康的な生活の5つの基準(定期的な運動、果物と野菜を多く摂取、標準体重維持、節度あるアルコール摂取、喫煙しない)を満たす米国人の割合は、18年前の15%から8%に減ったとある。また、1日に5種類以上の果物と野菜を摂取する人は、42%から26%に減少している。ここで健康状態を悪化させているのは、もっぱら低所得者層の人々だと思われる。その傾向は経済危機を機にさらに強まっている。
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まあ、さんざんぱら書いているので今更驚いたふりしても白々しいですけれど、サプリメントブームの源流ダメリカで野菜・果物摂取の減少が指標としてあげられていることが興味深い。サプリの健康における貢献度は未だ人間において効果があるといえるまでの実証段階にはないということか?
>昨年後半から経済が悪化し、外食を控える傾向が強まったせいか、冷凍食品の売り上げが増えている。業界団体は、このペースで進めば、今後5年間でおよそ25%の売り上げ増が見込まれるとしている。ファストフード業界も順調に成長している。
日本だと理解に苦しむけれど、冷食+ファーストフードの方が安上がり(彼らの食べる量からすると)ということかつ、家庭で料理を作るという文化がそもそもないのか(ハリウッド映画とか見ていてもレンジでプレートち~ん(笑)で終了だもんな)。
>1日の摂取カロリーを低く(1600キロカロリーほどに)抑え、野菜中心の生活を続けることが寿命を長くする、という「カロリーリストリクション」説が静かなブームになりつつある。一種の飢餓状態が続くと、体の老化現象のスピードが遅くなり、結果的に寿命が延びるという説だ。カロリー摂取を抑えれば当然体重が落ちるため、痩せるために始める人も多い。
「カロリーリストリクション」とφ(.. )メモシテオコウ いずれ日本でも取り上げられるでしょうから(クダラナス)。常識的に考えて適度に肉も魚も野菜も果物も食べるのが一番健康に良いに決まっているのに。そもそも野菜中心で飢餓気味では鈍るでしょうが。
>オバマ大統領の医療保険改革の背景には、高齢者と低所得者層に対する公的医療保険の負担が財政を圧迫していることが挙げられる。現実的には医療保険改革は不可能に近いと言われている。しかし米国民の構造的な不健康さを改善するよりは、よほど簡単なことなのかもしれない。(JBPRESS 2009年09月09日 石 紀美子)
先に食生活の改善を目指さないと、医療保険改革など到底実現できないということか。そう考えると日本の厚労省さまの先回り権力ぶりに涙が出てきそうです(国家戦略は厚労省レベルで完結しているじゃない)。
肥満と戦う米国、ソフトドリンクが標的に
>米国の飲料業界と健康促進団体が合意したガイドラインの下で、ソフトドリンクメーカー各社は今学期初めから、学校に売るソフトドリンクの量を減らし、もっと栄養価の高い選択肢を提供することに同意した。飲料業界は、小中学校に通う子供たちにソフトドリンクを販売しないことにも同意している。
決して「ソフト」ドリンクではなかったということ。「スポーツ」ドリンクでも甘味料が多いものの扱いがどうなるのか気になります。
>米国の肥満問題には、裏づけがたくさんある。世界保健機関(WHO)は肥満を世界的な流行と宣言したが、米国はランキングのトップに位置し、大人の3人に2人、子供の5人に1人が太りすぎか肥満だ。米国疾病対策センター(CDC)は、心臓病や脳卒中、がん、糖尿病の遠因とされる肥満を減らすために、甘味を加えた飲料の削減を訴えている。
新型インフルエンザの流行と同じように肥満も流行病扱いなんですねw 米国はここまでくると流行というより文化として定着した国民病としか見えないけれど。
>炭酸飲料は今、2方面から攻撃を受けている。炭酸飲料は肥満の増加の一因とされているだけでなく、ブドウ糖果糖液糖(HFCS)――1970年代以降、砂糖に代わる効果的かつ安価な甘味料として米国の飲料に使われるようになったもの――に危険性があるとする研究成果が出ているのだ。実際、複数の研究が、HFCSを組織損傷と糖尿病に関連づけている。専門家は、判断を下すのは時期尚早とし、HFCSも砂糖も過剰摂取すれば同じくらい体に悪いと考えられているものの、一部ソフトドリンクメーカーは万が一にも危険を冒す気がない。娘たちにHFCSを使った食品を食べることを禁じているミシェル・オバマ大統領夫人のような批判派がいるとあっては、なおのことだ。